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外壁塗装・屋根塗装の全工程
最終更新2024年1月16日
お住まいの外壁塗装や屋根塗装、「何日ぐらいかかるだろう?」「どんな内容と工程で進めるのか?」といった疑問は尽きませんよね。一般的な大きさのお住まい(2階建て延べ床面積30坪=約100㎡)に外壁塗装、屋根塗装を行った場合、工事開始から終了まで約2週間前後が目安となります。大きなお住まいになれば工期はそれよりも長くなりますし、天候によっても左右されます。
本日は、屋根塗装・外壁塗装工事のご契約から工事開始から完了、お引渡しまでの工程とその後の保証と点検についてご説明いたします。
【動画で確認「外壁塗装|工事開始~竣工まで」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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ご契約から完工まで
当たり前のことですが、街の外壁塗装やさんでは工事の前にお客様としっかりとしたご契約をいたします。ご近隣への安全面やこれからかけるご迷惑のことも考慮し、ご近隣の方々へ工事をする旨をご挨拶にお伺いし、お伝えします。
私たち街の外壁塗装やさんでは書面でのご契約をいただいてから工事を開始いたします。後にトラブルを招くような口約束などで工事を開始してしまうようなことは絶対にいたしません。ご契約には一般社団法人住宅リフォーム推進協議会標準の書式を使用しています。ご契約の金額はもちろんのこと、品質、工期、使用部材やクーリングオフに関する説明などが全て明記されていますし読み合わせの上内容を確認させて頂き、ご了承を頂いてから契約を行いますのでご安心ください。
塗装工事は塗膜保護をすることで屋根材・外壁材の経年劣化を防ぐことを目的に行います。しかし実際はどのような色にしようか、塗り分けは…と色決めに力を入れたいという方がほとんどですよね?人生に何度も行うわけではない建物全体のメンテナンスですので当然です。そこで私たち街の外壁塗装やさんも、色決めのサポートをさせて頂いています。
まずは完成イメージを伺いカラーシミュレーションを作成させて頂き全体の印象をつかんでいただきます。粗方色が決まってから見本板でわずかな色差や艶をご確認いただいて実際に使用する色を決めていきます。たくさんの施工例がありますので、「こんな仕上がりにしたい!」「こんな塗分けはどうか?」としっかりご検討いただければと思います。
工事開始から終了まで、お施主様はもちろんのこと、ご近隣の方々の安全には充分な配慮が必要です。工事中は工事用の車両が通行しますし、小さなお子様などにとって足場のかかった現場などは興味の対象ではないでしょうか。また工事中は足場の架設や解体時、施工中の騒音などでどうしてもご近隣の方にご迷惑をおかけしてしまいます。ご理解とご協力をお願いするため、向こう三軒両隣以上にご挨拶にお伺いし、工事内容や工期、車両の通行制限などをできる限り詳細にご説明いたします。
道路に足場の設置・作業車の駐車を行うお住まいの場合
調査の段階で周辺環境に関しては チェックさせて頂きますが、住宅の敷地内に足場が仮設できず道路にはみ出してしまうというケースがあります。
この場合「工事の為なのだから仕方ないだろう」と思われる方もいらっしゃると思いますが道路交通法違反にあたりますし、通行人の安全性を脅かしているかもしれません。
この場合「工事の為なのだから仕方ないだろう」と思われる方もいらっしゃると思いますが道路交通法違反にあたりますし、通行人の安全性を脅かしているかもしれません。
塗装工事中に一切の怪我人を出さずに丁寧な施工を行うためにも、現場の状況に合わせて「道路使用許可」「道路占用許可」を各所轄の機関に申請しなければなりません。これらには見取り図や申請書の提出が必要ですが、私たち街の外壁塗装やさんでしっかり対応させて頂きますのでご安心ください。外壁塗装と屋根塗装を行った場合、工事開始から竣工までの目安は約2週間です
01
足場の仮設
まずは足場の仮設です。高所での安全性の他、作業性を高めるために仮設します。運搬や組み立てる際に金属製の足場材同士が接触するので、どうしても大きな音が出てしまい、騒音となってしまいます。
お施主様とご近隣の方にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦ください。足場の仮設は一般的なお住まいで半日程ですが終わりましたら、高圧洗浄時の水飛沫や塗料の飛散を防止するためのメッシュシートを取り付けます。
※強風時はメッシュシートがある事で風に煽られ危険ですので、お住まいにお伺いしメッシュシートを畳むなどの対策を行います。
塗装工事では、汚れや古い塗膜を洗い流す高圧洗浄と、仕上げの塗料の付着性を高めるための下塗りがとても重要な工程になります。仕上げの塗料に耐久性の高い塗料を使用しても、この工程がしっかりとおこなわれていなければ塗料の持つ性能を発揮する事が出来ません。
私たち街の外壁塗装やさんでは、高圧洗浄や下塗りなど、仕上がってからでは見えない部分だからこそ、丁寧な作業をおこない自信を持って施工保証を付けさせていただいております。
私たち街の外壁塗装やさんでは、高圧洗浄や下塗りなど、仕上がってからでは見えない部分だからこそ、丁寧な作業をおこない自信を持って施工保証を付けさせていただいております。
02
高圧洗浄
加圧した水でお住まいを丸洗いします。この日は他とは違い、雨であっても作業できます。水の加圧にはガソリンエンジンを使いますので、どうしてもエンジン音が響き渡り、騒音となってしまいます。街の外壁塗装やさんでは騒音防止型の高圧洗浄機やその設置場所を工夫することによって騒音防止に努めていますが、大きな音でご迷惑となっていることは否めません。
また、水飛沫の飛散を防止するためのメッシュシートを取り付けていても、ご近隣に飛散する可能性があります。お施主様はもちろんのこと、近隣挨拶時に高圧洗浄を行う日時に合わせご説明しておりますが、近隣の方にも洗濯物を外に干すことをご遠慮いただいておりますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。
高圧洗浄の際は、お客様宅の水道をお借りさせて頂きます。
03
外壁や屋根の下地処理と養生
外壁のクラックや傷、屋根の状態に合わせて補修を行います。サイディングなどの目地のシーリング(コーキング)を打ち替えます(シーリングの打ち替えはこの後の工程で行われることもあります)。金属部分を塗装する場合は錆をしっかり落としたり塗料の食い付きを良くするためにケレンをして、塗装面を綺麗にした後、錆止めを塗布します。雨樋などの樹脂部分は目荒しをして塗料が密着しやすいようにします。
窓やドアといった塗らない部分に塗料が付着することを防ぐため、ビニールやテープなどで覆います。
養生には塗料の付着を防止するだけでなく、塗らない部分と塗る部分、塗り分けする部分の境目の線を綺麗に出す役割も担っています。
この養生によっても仕上がりが違ってくるのです。
04
屋根塗装 ~下塗り~
いよいよ塗り替えの開始です。屋根材の種類や劣化の程度に合わせて、シーラーやプライマーを使って下塗りを行います。シーラーやプライマーには下地を強化し、この後に重ね塗りする塗料を密着させる役割があります。
ダイレクトに太陽光と雨を浴びる屋根は外壁よりも過酷な環境にさらされています。少なくとも外壁に使用する塗料よりもグレードの高い塗料を選ぶことで、屋根が先に傷むことがなくメンテナンスサイクルを合わせることが出来ます。
最近では夏場の暑さを低減できる遮熱塗料などが人気です。光熱費を節約できるエコな塗料なのでお奨めです。塗料によっては機能性を持つ下塗りがありますので、仕上げ塗料の相性を考え塗料の選定を行うことも大切です。
縁切り・タスペーサー
屋根塗装、特に多くのお住まいで使用されている化粧スレートを塗装する場合、縁切り作業・タスペーサー設置の工程が欠かせません。化粧スレートは厚み5㎜程の非常に薄い屋根材です。スレートを通常通り塗装すると塗料が屋根材間に入り込み、重なっている上下の屋根材を密着させてしまいます。すると屋根材内部に入り込んだ雨水を排水する所が無くなり、いつまでも滞留し続けた状態になってしまいます。するとどうなるか、毛細管現象が発生し防水紙にじわじわ雨水が染み込む様な状態になってしまいます。特に破損もない状態で屋根塗装を行ったにもかかわらず雨漏りを起こしてしまったというケースは、まさに屋根内部で雨漏りが起こってしまっているのです。
このような事を起こさない為には縁切り作業・タスペーサー設置が必要です。縁切りとはカッターや皮スキと呼ばれる工具で屋根材間を切り隙間を設けていく作業です。しかし実はこの作業は意外と重労働ですし、塗装後におこなう作業ですので、せっかく綺麗に仕上げた表面を傷つけ屋根表面を足跡で汚してしまう懸念もあります。
そこで現在多く採用されているのがタスペーサーの設置です。タスペーサーとは縁切り専用部材で、仕上げ塗装前に屋根材間に差し込むことで一定の隙間を設け、屋根材同士の密着を防ぐことが出来ます。下塗り前・後等工程の前後が考えられますが、タスペーサーが施工項目に入っていること、入っていなければ縁切りをしっかり行ってくれるのかを、前もって確認しておきましょう。
05
屋根塗装 ~中塗り~
選択していただいた仕上げ塗料の色で塗っていきます。実際は仕上げ塗料の2回塗りですが、仕上げの1回目が中塗りと呼ばれます。中塗りの段階で仕上がりにほぼ近い状態にはなりますが、艶の出方もまだ不十分ですしローラーの跡や色ムラ等が目立つ不完全な状態です。
06
屋根塗装 ~上塗り~
屋根塗装の最後の工程です。仕上げとして上塗り塗装を行います。中塗りに続き、仕上げの上塗りを行うのは塗膜の厚みを増し、耐久性を上げるためです。これで屋根の塗り替えは終了です。
07
外壁塗装 ~下塗り~
外壁も屋根と同じ様にシーラーやプライマーと呼ばれる塗料で下塗りを行いますが外壁材と下塗りの相性を考える必要があります。多くのお住まいで採用されている窯業系サイディングには吸い込み止めを兼ねたシーラー、クラックが発生するモルタルにはヒビを埋め平滑に仕上げるフィラー、密着性と錆止めが必要な金属外壁にはプライマーです。
軒天の塗装をご依頼いただいている場合はその塗装もします。なお、軒天塗装の工程は前後することもあります。
基本塗装は上から順に施工していきます。その中で軒天は塗装後、他の部位への影響がない為、早めに塗装を行うケースが多いです。
08
外壁塗装 ~中塗り~
この工程から選択いただいた色で塗っていきます。塗装が終るまでは飛散防止用のメッシュシートを取り付けていますので、若干暗く感じるかと思いますが外壁の仕上がりも同様です。私たちは色ムラや塗り残しが生じていないかに注意を向けながら塗装作業を進めていきます。
09
外壁塗装 ~上塗り~
外壁塗装の最後の工程です。仕上げとして上塗りを行います。これで外壁の塗り替えは終了です。続いては外壁塗装と同時進行で行う付帯部の塗装についての紹介です。
10
付帯部の塗装
お住まいによってあるもの、ないものが分かれますが、雨樋、破風板、鼻隠し、幕板・シャッターボックスなどの部分を塗装していきます。樹脂製の雨樋などは紫外線によって硬化していき、最終的には柔軟性を失って強い風などで簡単に割れたり、はずれたりしてしまいます。雨樋も塗装を施すことによって、硬化を防ぎ、長持ちさせることができるのです。
モダンなお住まいの場合、雨樋にアクセントカラーを使うととてもおしゃれになることがあります。私たち街の外壁塗装やさんでは塗装出来ない素材(アルミやステンレス、銅など)・塗装をオススメ出来ない箇所以外は施工させて頂きます。塗装をオススメできない部位としてシャッターのスラット部分を例に挙げますが、塗装が綺麗に仕上がっても開閉時に塗膜の剥がれを起こす可能性があります。またシャッターボックス内部で塗膜同士が密着し、開閉に支障をきたす場合がありますので、塗装をオススメしておりません。
11
自社点検と最終仕上げ
どれほど丁寧に綺麗に施工を行っていても、塗り残しや塗料のダレが起きる可能性はあります。そこで施工した部分をスタッフが隅から隅まで点検します。不具合があった場合はもちろんしっかりと補修いたします。補修後は再度点検を行い、チェックを何回も重ねます。一人で確認をしても先入観で見落とす可能性があるので、必ず別のスタッフも現場を確認し塗り残しがないか、色ムラがないかを確認していきます。
12
お引き渡し前の点検と足場の解体と撤去
仕上がりをお客様と確認し工事完了です。本来であれば一緒に足場に上っていただき確認して頂くのが理想的ですが、お住まいによっては昇降階段を設置出来ないというケースも考えられます。屋根や2階外壁等は写真やドローン撮影等でご確認いただくということもあります。どうしても直接ご自身の目で確認されたいという方はお申し付けください。
お客様にご納得いただけたら、お引渡しとなります。足場を解体し、撤去して、周囲の清掃が終わりましたら、竣工です。完工報告書と保証書をお渡ししますので、保管をお願い致します。お施主様をはじめ、ご近隣の方々にも本当にお世話になりました。
外壁塗装と屋根塗装を行った場合、工事日数は約2週間です。お客様がお急ぎでない場合、週末には施工スタッフもお休みをいただきますので、全体的な日数はおよそ2週間とお考え下さい(お休みは仕事の質を上げるためだとご了承ください)。
屋根塗装工事のみの場合は5日前後、外壁塗装工事のみの場合は1週間~10日程になります。どちらのみの場合でも足場仮設工事が必要になりますので、費用面・近隣住宅への配慮を考慮し、セットでのメンテナンスがお薦めです。天候不順の場合は工事ができませんので、工期が延びてしまいます。余裕を持って、日数を多めに見ていただきますとこちらも大変助かります。
全工程を見るとわかると思いますが、気温や下地処理の有無によって1~2日ほどの短縮が可能だとしても、使用する塗料、気温により決められた乾燥時間もありますので2週間かかる工事が1週間まで短縮されるようなことはまずあり得ません。予定より早く終わった、大幅な工期短縮が出来るという言葉には疑うべきで、本来行うべき3回塗りが2回になっていたり、約束したはずの下地補修がされていなかったりということが考えられますので注意が必要です。
またこの場合他の塗装工事業者は手直しを行いません。施工保証期間であれば依頼した塗装業者に頼むべきですし、中途半端な施工の補修を喜んで行う業者は存在しないからです。だからこそ今までどのような塗装工事をしてきたのか、適切な施工をしているのか、保証や評価に関して調べてからの工事依頼が重要です。大事なのは塗装で綺麗にすることではなく、綺麗に塗装したお住まいを長く維持していくことです。
私たち街の外壁塗装やさんでは、工事内容と保証書に基づき、定期点検にお伺いいたします。工事後もお付き合いをよろしくお願いいたします。
工事終了から1年を目安に再度、点検に訪れます。ご訪問する前にご連絡し、点検のご希望日をお伺いいたしますので、よろしくお願い致します。
保証期間が終了するまで、隔年で点検にお伺いいたします。点検前にはご連絡し、ご希望の日をお伺いいたしますので、よろしくお願い致します。
お住まいのことで気になることやお困りのことがあれば、何でもご相談ください。弊社では最長15年の保証をしておりますので、お客様とは末永いお付き合いになります。どうぞ、よろしくお願い致します。
「ご相談することに不安がある」、「ご相談・お問い合わせからの全体的な流れを知りたい」、「塗り替え前のお住まい調査って何をするの」という方は下のリンク先も併せてお読みいただければ幸いです。
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塗装の全工程に関するまとめ
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今回は屋根塗装工事・外壁塗装工事の工程に関してご紹介させて頂きました。お住まいの大きさ、塗装箇所、下地処理の有無によって必要とする日数も異なりますが、屋根・外壁塗装工事を行うにあたっては2週間を目安に考えて頂ければと思います。実際施工を行う前に、天候等を考慮して工程表を組ませて頂きますので、〇日にどんな作業を行うかと把握して頂けると思います。
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私たち街の外壁塗装やさんでは、お客様が不安なく大事なお住まいのメンテナンスを行えるよう、点検・見積・施工において丁寧にご説明させて頂くことを心がけています。施工に関する不安・悩み・疑問点がございましたら、無料点検にかかわらずオンライン相談でもお気軽にご相談ください。
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